どうかお願いします。

引き取る予定だった仔犬のうち
具合の悪かった2匹が死んでしまいました。
1匹の白い子は先週の金曜に、
もう1匹茶色の子は昨日。
何て言っていいか、頑張れって祈るような気持ちで
いる事しかできなかった自分に悔しいし、
すごく悲しい、残念です。
頑張ってくれると信じていました。
そしたら、センターを出て必ず幸せになれると思っていたから。
必ず幸せにするって決めていたから。
安らかに眠らせてあげることさえできなかった。

どうかお願いします。_f0087256_8391243.jpg

他の子達が無事にセンターを出れるだろうか、
今はすごく不安です。

センターはこんな小さい子達が生きていけるような場所ではないです。
例え検疫部屋に移されたとしても生きていくには厳しいです。

この子達6匹は、センターがある富里市内で捕獲された子達だそうです。
どこかの家で産まれ、そして捨てられた。

どうかお願いします。_f0087256_850427.jpg

4日目の部屋にいた子達です。
その中に大きなラブがいます。わかりますか?
もうけっこうな歳だろう思われる歩き方でしたが、
痛々しいまでに大きな赤チンを出し、
大きな玉袋下げ、前にいる白い女の子のお尻を追っていました。
最期をこんな場所で迎えなければいけないなんてね。。。
発情しているのに何もできないストレスは
相当なものだと聞いた事があります。
だから、発情を迎えた子は性格が変わってしまったり
凶暴になったりするんですね。

  「元気な子なのにわざわざ手術するなんて・・・」
  「自然のままでいた方が・・・・」
  「一度は仔犬の顔を見たいし、仔犬を産ませてあげたい」

手術をしない人はほとんどこう言います。
健康な子のお腹を開き、麻酔をかけてわざわざ手術するのは
自然の摂理にはかなった事ではないと思います。
でも、元気な子だって歳をとればいろんな病気が出てきます。
手術をしていれば男の子だった場合
睾丸腫瘍・前立腺肥大・肛門周囲腺腫・会陰ヘルニア等の
リスクが減ったり、無くなる。
女の子では
卵巣・子宮に関する病気が無くなり、中高齢になって病気になった時、
手術済みの場合は卵巣・子宮の病気を鑑別疾患から除外できる
というメリットがあります。
そして、両方に言える事は発情期のストレスがなくなり、
病気やストレスが減るため延命が期待できると言うことです。
犬の出産は安産だと思われがちですが、実は難産で
母子共に常に命の危険もあります。
歳をとってから大きな病気になり体の負担も相当な中手術をする
という事になるよりも、若いうちに手術した方が
犬の体力的にも、飼い主さんの医療費の負担の面でも
リスクは少ないと思います。

自然のままでいるということも、発情がきたらその度に仔犬を産ませ
育てていくということだと思うんです。
そんな事ができるんでしょうか。まったく疑問です。
それが出来ないのに、ただ発情期を向え生きていくのは
ストレスを抱えさせているだけだと思います。
極力ストレスのない生活をさせてあげるのも
飼い主である私達だと思うんです。

仔犬の顔を見たいという意見にはちょっと怒りさえ感じます。
それは飼い主の興味・欲であって、産まれた仔犬全員に
責任が持てるのか、他に飼ってくれる人を探すというのは
自分の勝手で産ませたのに無責任だと思ってしまいます。
自分の家で産ませた子なら全部自分で飼いなさいと言いたくなります。
確かに仔犬や仔猫は可愛い。
私だって仔犬や仔猫は大好きです。
でも産まれてくる子は1匹ではありませんよ。
妊娠・出産は、飼い主にとっても
精神的・経済的・身体的にかなりの負担となると思います。
産まれた子達全員に避妊去勢手術するとなったら大変な出費です。
最初は1回出産させようと思っただけだったと言いつつ、
手術が遅れれば近親交配でまた仔犬が産まれ、
あれよあれよと言う間に多頭飼育崩壊という事になりかねません。
よくある話です。
猫だって、よく家と外を自由に出入りさせている人もいると思いますが、
その猫ちゃんに手術をしていなかった場合、
外で妊娠してくる・させてしまっていると思います。
そうして産まれた仔猫はセンターへ持ち込まれたり、
生きていけずに死んでしまったり、
さらにまた野良の猫を増やすことになります。

仮に産まれた子全員を飼えるとしてもそんなに飼える余裕があるのならば、
今回の死んでしまった2匹のような子達、
センターにいるような行き場をなくした仔犬達を迎えて下さい。
その子達の席をどうか空けて下さい。そう思います。

産まれるようにしておきながら、
いざ産まれたら飼えないなんて事しないで下さい。
そうなる前に、センターへ来る子達が少しでも減るように
避妊去勢手術をして下さい。
自分の家の子が少しでも元気に長生きできるように
避妊去勢手術をして下さい。
お願いします。

    (私は動物医療に関して特別勉強しているワケではありませんが、
     かかりつけの先生等から話を聞き、
     私が納得している内容を書きました。
     いろんな意見があると思いますが、中傷的な書き込みは
     ご遠慮願います。)


       預かりかーさん、今日はすごいいきおいですね
どうかお願いします。_f0087256_101387.jpg

だって、悲しかったから。
いろんな人にわかってもらいたくって。

       ぼくのお母さんとか兄弟達も元気かな・・・。
どうかお願いします。_f0087256_10144243.jpg

みんな、元気にしているといいね。

by minna-yoiko | 2007-08-28 10:15 | 動物達
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里親探しの預かり記録  (現在の里親募集中保護犬猫は、猫のあかです)


by minna-yoiko
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